47thESPEN Congress on Clinical Nutrition & Metabolism 参加報告

2025年9月、チェコ・プラハで開催された第47回 ESPEN（European Society for Clinical Nutrition and Metabolism）において、井上達朗准教授と大学院生の齋藤新貴さんがともにポスターツアー(優秀な演題が選出されるセッション)に選出され、プレゼンテーションを行いました。ESPENは臨床栄養・代謝領域における世界的に権威ある学会のひとつです。尚、本研究は、井上准教授が日本栄養治療学会の「未来研究プロジェクト研究助成」で採択された研究の一部です。


大学院生 齋藤新貴さんのコメント
今回、私は初めて国際学会に参加し、各セッションで優秀な演題が選出されるポスターツアーに採択され、発表する機会をいただきました。さらに、ESPENが運営する国際的な生涯教育プログラム LLL（Life-Long Learning） にも参加し、全体を通じて大変刺激的な学びを得ることができました。
私の発表は、大腿骨近位部骨折患者の入院時BMIが院内死亡および臨床転帰に与える影響をビッグデータを用いて報告いたしました。
本研究は、井上達朗准教授ならびに多くの先生方にご指導いただき発表できた内容です。今後もご指導いただける先生方に感謝し、今回報告した研究の論文化を目指したいと思います。

　
[発表演題]
・Araki Saito, Yuria Ishida, Tatsuro Inoue, Fumiya Kawase, Ayano Nagano, Junko Ueshima, Kenta Murotani, Keisuke Maeda. ASSOCIATION OF BMI WITH IN-HOSPITAL MORTALITY AND CLINICAL OUTCOMES IN PATIENTS WITH HIP FRACTURE: A NATIONWIDE INPATIENT DATABASE STUDY
・Tatsuro Inoue, Keisuke Maeda, Yuria Ishida, Fumiya Kawase, Araki Saito, Ayano Nagano, Junko Ueshima, Syuzo Miyahara, Yoko Saino, Hiroyasu Murata, Kenta Murotani. Delayed Meal Provision Increases Risk of Hospital-Associated Disability, Complications, and Prolonged Length of Stay in Older Patients with Heart Failure: A Nationwide Study