【業績】石垣智恒助教らのシャドーピッチング中の肘外反トルクに関する研究論文が、国際誌『Journal of Shoulder and Elbow Surgery』に採択されました!(2023.11.15)

研究内容の概要:
 シャドーピッチング(英語ではtowel drillと言う)は、内側肘関節障害を有する野球選手がボールを使用した投球練習を開始する前に行う練習方法です。このシャドーピッチングを取り入れる目的のひとつとして、徐々に肘関節へのストレスを増加させることが挙げられます。しかし、シャドーピッチング中に肘関節の内側にどのくらいのストレス(肘外反トルク)が加わるかは不明でした。
 本研究では、実際に全力でボールを投げた場合(全力投球)とシャドーピッチングとの間で、肘外反トルクを比較しました。また、シャドーピッチングは、フェイスタオル(A)と短い(B)または長い(C)フォームチューブを使用した3パターンの課題を設けました。
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 その結果、肘外反トルクは、全力投球>フェイスタオル>短いチューブ>長いチューブの順に減少しました。しかしながら、フェイスタオルを使用したシャドーピッチングであっても、全力投球時の80%ものストレスが肘関節の内側に加わっていることが明らかとなりました。

研究者からのコメント:
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 本研究結果は、投球復帰に向けたリハビリテーション過程において、シャドーピッチングであっても運動強度を調整する必要があることを示唆します。加えて、本研究では野球選手の肘外反トルクを増加させるメカニズムの解明にむけた新たな知見を得ることができました。この新たな知見をヒントに、今後も投球障害予防に向けた研究を実施していきたいと考えています。

原論文情報:
Tomonobu Ishigaki, Hiroshi Akuzawa, Chie Sekine, Hirotake Yokata, Ryo Hirabayashi, Mutsuaki Edama. Elbow valgus stress during towel drills in college baseball players. Journal of Shoulder and Elbow Surgery. DOI: 10.1016/j.jse.2023.09.017

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