菊元孝則講師(理学療法学科,バイオメカニクスLab,運動機能医科学研究所)の研究論文が,国際誌に採択されました!!

菊元孝則講師(理学療法学科,バイオメカニクスLab,運動機能医科学研究所)の研究論文が,国際誌「PLOS One」に採択されました!!

本研究では、新潟県内のU-12およびU-15のバスケットボール選手を対象に、足関節捻挫や膝前十字靭帯(ACL)損傷の発生状況、受傷後の対応について調査を行いました。

その結果、主に以下のようなことが明らかになりました。

■ 主な結果
・中学生年代(U-15)では、約6割の選手が足関節捻挫を経験していました
・しかし、受傷後に医療機関を受診した割合は約56%にとどまりました
・約半数の選手が痛みを抱えたままプレー復帰していました
・慢性的な足関節の不安定性(CAI)は約12%に認められました
・一部の選手では、足関節の問題と膝の大きなケガ(ACL損傷)が併存していました

■ この研究からわかること
バスケットボールでは、ジャンプや急な方向転換が多いため、足関節のケガが非常に多く発生します。

そしてそのケガを適切に治療・リハビリを行わずに復帰してしまうことが、再発やより重いケガにつながる可能性が示唆されました。
特に成長期の選手においては、
・「軽い足首の捻挫だから大丈夫」と見過ごさないこと
・専門家による適切な対応を受けること
が非常に重要です。

 

本研究の結果から、
・早期からのケガ予防教育
・受傷後の適切な医療介入
・医療スタッフと現場の連携強化
の重要性が明らかとなりました。
今後は、本研究の知見をもとに、新潟県全体でのスポーツ障害予防の取り組みの強化につなげていきたいと考えております。

最後に
本調査にご協力いただいた選手・保護者・指導者の皆様に、改めて深く感謝申し上げます。

皆様のご協力が、次世代の選手のケガ予防と安全なスポーツ環境の構築に大きく貢献しています。

今後とも、新潟県バスケットボール界の発展と選手の健康を守る取り組みにご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。