西野光貴さん(修士課程1年、急性期理学療法コース[小田原市立病院レジデント])と井上達朗准教授の研究論文が国際誌「Clin Nutr ESPEN」に掲載されました！
西野さんは学部1年時から佐渡トキめき会に積極的に参加し、地域住民の健康増進に取り組んできました。3年次からは井上先生のゼミに所属し、佐渡トキめき会で収集したデータで研究を進め、本論文の掲載に至りました。
【研究概要】
大腿四頭筋の筋厚は全身の骨格筋量を示す代替指標の一つです。大腿四頭筋の筋厚は身長や体重、BMIなどの体格に依存するため、どの指標を用いて補正することが適切かを分析しました。その結果、BMIによる補正が地域在住中高齢者の転倒と関連することが明らかとなり、BMIが補正指標として有益である可能性があります。
原著論文情報
Nishino K, Inoue T, Kobayashi S, Hotta K, Izumi T, Kamiya K, Kasai A, Furusawa M, Funayama Y, Tsubaki A, Kubota A, Fujita T, Miyata H. Anterior thigh muscle thickness normalized by body mass index is associated with falls in community-dwelling adults. Clin Nutr ESPEN. 2025 Oct 17;70:406-412. doi: 10.1016/j.clnesp.2025.10.019. Epub ahead of print. PMID: 41110601.
