坂本航大さん(博士課程3年生、スポーツ医科学Lab)第130回日本解剖学会全国学術集会 肉眼解剖学トラベルアワード(献体協会賞) を受賞!

日本で最古の学会である第130回日本解剖学会全国学術集会において本学大学院生の坂本航大さん(博士課程3年生、スポーツ医科学Lab)が肉眼解剖学トラベルアワード(献体協会賞) を受賞しました。

タイトル:「ヒトThiel固定遺体における下腿筋膜の神経分布」
発表者:坂本航大、江玉睦明、田口徹、太田大樹、石垣智恒、横田裕丈、平林怜、関根千恵、小宮諒、佐藤昇
内容:本研究では、ホルマリン使用量が少ないThiel固定遺体に着目し、Thiel固定遺体を用いることで、筋膜上のC線維の免疫組織化学染色が可能なこと、さらに同一筋膜内においてC線維の密度に部位差が存在することを明らかにしました。本知見は、筋膜と慢性疼痛の病態との関連を探究するうえで重要な基盤を提供し、将来的には疼痛の発生機序の解明のみならず、新規の診断および治療アプローチの開発にも貢献する可能性があると考えられます。

 

坂本航大さんは、本学の「次世代QOLサポーター育成プログラム(NQSAP)」にも採択されています。

また、2025年8月にはアメリカでの国際学会発表を予定し、同年9月からは解剖学領域で世界的に著名なイタリア・パドバ大学への3か月間の留学も予定しています。