2026年 新年のご挨拶 (新潟医療福祉大学 理学療法学科)

明けましておめでとうございます.

 本学で理学療法教育が始まってから25年を迎えました.本年も,大学の使命である「教育」,「研究」,「地域貢献」の活動をさらに進めるべく,新年を迎え教員一同が気持ちを新たに取り組んで参ります.ご指導ご鞭撻を賜りますよう,お願い申し上げます.

 

 2025年は,ノーベル化学賞,生理学・医学賞を日本人科学者が受賞した年でした.受賞者のインタビューや特集の記事を読むと,理学療法学やその教育あるいは研究にも活かすことのできる考え方が多いように感じます.

 「答えを急がない」,「失敗を恐れない」,「多くの無駄の上に次に繋がる一歩が生まれる」などは,若い世代のみならず,社会の風潮とも逆行しているように感じます.しかしこのような考え方に基づいて物事に取り組むことのできる人材こそ,将来評価されるのかもしれません.

 本学では建学の精神「優れたQOLサポーターの育成」のもと,優れたQOLサポーターに求められる資質・能力を5項目に整理しています.本学理学療法学科の教育に関するポリシーは,カリキュラム・ポリシーおよびディプロマ・ポリシーとして,大学ウェブサイト(https://www.nuhw.ac.jp/about/three-policies.html#pt_diploma)で公開しています.

 本学理学療法学科では,目先の成果だけにとらわれず,盛んにチャレンジする姿勢により,生涯活躍できる人材となるよう,継続した理学療法士教育を進めて参ります.

 

在学生の皆さん

 日々の座学や演習など,将来の自分の姿を想像して学業に励んでいることと思います.また臨床実習を通じて,卒業後にあるべき姿が鮮明になったのではないでしょうか.在学中の皆さんの取り組みが皆さん自身の実になることはもちろんのこと,対象となる方の回復の糧になります.

 

卒業生の皆さん

 皆さんの活躍は,様々なところから耳に入ってきており,教員一同大変うれしく感じています.新潟医療福祉大学での学生生活で培った力やそれを基に卒後の身につけた能力を武器に,今後の人生を実り豊かなものにしてください.また,同窓会組織の活動に参加いただき,ありがとうございます.定期的なミーティングが行われており,卒業生の皆さんが参加することでその歩みを進めることができます.また2月には,同窓会による学術大会(https://www.nuhw-pt.jp/2025/12/2211.html)も開催されます.是非参加し,旧交を深めてください.

 

臨床実習を受け入れてくださった施設の関係者の皆様

 この場をお借りして改めて御礼申し上げます.受け入れを下さったおかげで,4年生は長期実習を無事に終え,国家試験の合格に向けた取り組みを進めています.3年生は臨床実習を経験し,自身に足りないところが明確になり,学業への取り組みのギアが数段階上がりました.2年生は現場でしか得ることのできない情報を自身の目で,耳で,肌で感じることができ,目指すべき将来がより具体的になりました.至らぬ点が多々あったことと思いますが,ご指導いただきましたことに深く感謝申し上げます.本年も本学へのご協力とご支援を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます.

 

一般の皆様

 本学理学療法学科に関心を寄せて下さり,大変ありがとうございます.「優れたQOLサポーターの育成」を本学の建学の精神として掲げ開学から25年が経過し,本学科の卒業生2,000名近くが社会に出ています.それぞれが優れたQOLサポーターとして,様々な領域で活躍しています.理学療法学科の教育の特徴として,基礎領域から専門領域までをカバーできる十分な業績と指導力を備えた教員が所属していることに加え,複数の教員で組織する研究グループがあり,それとリンクする教育が行われていることが挙げられます.大学院に進学する割合が全国的に見ても高いことにも,それが現れています.

 論文としての成果の公表だけでなく,外部からの研究資金の獲得にも積極的に取り組んでいます.大学の研究力を推し量る指標の一つに,科研費※があります.令和6年度も,スポーツ科学やリハビリテーションを含む分野において,全国の有名大学,マンモス大学が上位に入る中,新潟医療福祉大学は単独第3位を維持しました.このように,高い研究力を背景とした質の高い教育を提供できることが,本学の強みです.この状況に満足することなく,教員一同が教育研究力の更なる向上に取り組んで参ります.

※学術振興を目的として交付される助成金.文部科学省と日本学術振興会が公募し,関連分野の研究者による審査を経て交付される.大学の研究力に関する指標の1つ.

 本年もご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます.

2026年1月1日

理学療法学科

学科長 椿 淳裕