緒方嵩人さん(バイオメカニクスLab・大学院修了生,理学療法学科19期生,高島平中央総合病院)と高林知也講師(理学療法学科,バイオメカニクスLab,運動機能医科学研究所)の研究が,国際誌に採択されました👏🎉

緒方嵩人さん(バイオメカニクスLab・大学院修了生,理学療法学科19期生,高島平中央総合病院)と高林知也講師(理学療法学科,バイオメカニクスLab,運動機能医科学研究所)のクロール泳におけるBody rollに関する研究が,国際誌『Sports Biomechanics』に採択されました!

研究内容の概要】

クロール泳におけるボディロールは、一般的に上部胸椎や骨盤で評価されますが、それらの間に介在する中部・下部胸椎や腰椎などは十分に検討されていませんでした.そこで本研究では,クロール泳時の上部・中部胸椎・下部胸椎・腰椎・骨盤の回旋角度およびピークタイミングを比較しました.競泳選手を対象に防水IMUを用いて測定した結果,上部胸椎や中部胸椎で回旋が高値を示し,中部胸椎も上部胸椎や骨盤に加えて評価すべき重要性が明らかとなりました.本研究成果は,国際誌『Sports Biomechanics』に掲載予定です.

 

 

緒方さんからのコメント】

本研究結果は,競泳選手におけるクロール泳動作の理解を深めるとともに,肩関節障害や腰部障害の予防に対する新しい知見になり得ると考えています.今後は,本研究を基盤として,さらに研究を発展させたいと考えています.

【本研究成果のポイント】

①防水IMUを用いで実際の水中動作を測定した点

②クロール泳時における脊柱の回旋角度の違いを明らかにした点

 
  
原著論文情報
  

Ogata Takato, Takabayashi Tomoya, ,Toma Haruki, Kikumoto Takanori, Kubo Masayoshi. Differences in the Rotation Angles of the Upper, Middle, and Lower Thoracic Spine, Lumbar Spine, and Pelvis During Front Crawl Swimming. Sports Biomechanics. 2025.8.