今回は，これから研究や検診で使用予定の超音波骨密度測定装置を紹介したいと思います．この装置は，超音波を用いての骨密度測定になるため， X線を使用する測定のような被爆リスクがないのが特徴です．また，持ち運び可能なサイズのため，地域での高齢者検診やアスリートのメディカルチェックなど，幅広い場面での活用が期待されます．教員だけでなく，大学院生や学部生も研究として使用予定なので，実際の使用方法のデモンストレーションを受け，学生が実際に測定練習を行いました．
骨密度が低下すると骨は弱くなります．そのような状態でご高齢の方が転倒すると，骨折するリスクが高くなります．この超音波骨密度測定は特にご高齢の方で骨折が起こりやすい太ももの骨である大腿骨や腰の骨である腰椎の密度を測定することができます．下の写真の左側は大腿骨の測定，右側は腰椎の骨密度を測定しているところです．
大腿骨の超音波画像は下の左写真のようになります．この部分の骨密度をコンピューターが自動で算出してくれます．測定のポイントは，しっかりと骨を超音波画像として映すことです．結果は下の右の写真のように表示されます．こちらは腰椎の骨密度測定結果になります．
本学には他にも様々な測定機器があり，それらを使用した授業や学生自身の卒業研究を行っています．
新潟医療福祉大学では7月9日（日）に来場型オープンキャンパスを開催します．理学療法学科では様々な体験ができるプログラムを用意しておりますので，是非ご来場ください！！
