スポーツトレーナーの仕事とやりがい②(平林先生)(2023.02.07)

新潟医療福祉大学 理学療法学科には,実際にスポーツトレーナーとして活躍している教員が複数所属しており,スポーツリハビリに関する専門的な授業を受けることができます.

今回は,第71回全日本大学サッカー選手権大会(全日本インカレ)で準優勝を果たした本学の強化指定クラブの1つである男子サッカー部のメディカルサポートを担当している本学科の平林先生にインタビューを行いました.
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---「平林先生,決勝戦は惜敗となりましたが,チーム初のインカレ準優勝おめでとうございます.まずは,感想を教えてください」
平林先生
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元日の国立競技場にピッチ立てる大学は2チームのみであり,本学の名が刻まれたこと,素晴らしい試合をした選手たちに感動しました.今年の本学サッカー部は飛躍の年となり,リーグ戦は北信越リーグ史上初の全勝優勝,天皇杯ではJ3のヴァンラーレ八戸に勝利し,J1の鹿島アントラーズに1対2と惜敗しましたが,プロチームにも勝利しました.大臣杯では初のベスト8に入りびわこ成蹊スポーツ大学に負けましたが,インカレでは2回戦で再戦となり大臣杯の雪辱を果たし,準決勝では大臣杯を優勝した国士舘大学に勝利し,決勝の舞台に行け歴史を作ってくれた年となりました.出場した選手たちは,半分以上が2.3年生であり,また優秀選手賞に選出されたGK桃井選手(2年生),得点王のFW田中選手(3年生)など素晴らしい選手たちが残っていますので,来年度の活躍にも期待しています.

---「本学の男子サッカー部は今年度も卒業後にJリーグのチームに加入する選手も在籍している強豪チームですが,平林先生はトレーナーとしてどのようなサポートを行われているのでしょうか?」
平林先生
インハイなどで活躍した選手やユースから多くの選手が本学に入ってきています.選手らにしたら大学はプロ選手になるための通過点であります.まずは選手生命を短くしないことを一番に考え,監督やスタッフ陣とミーティングを行いながら選手の状況を共有しています.選手の将来を考え選手のコンディションからプレーをして良いのか悪いのかの判断は,トレーナーの重要な役割だと思いますので慎重に行っています.次に,ケガをさせないコンディショニング調整を行っています.大学4年間で結果を出すことが求められていますので,ケガで離脱させないよう予防に力を入れてトレーニングやコンディショニングを実施しています.また,怪我で離脱した選手の競技復帰までのリハビリを行っています.最後に,インカレ等の大会帯同では試合前後でコンディショニングを行います.最高のコンディションでプレーできるよう努めています.

---「平林先生が感じている『スポーツトレーナー』という仕事のやりがいについて教えてください.」
平林先生
スポーツトレーナーのやりがいは,試合向けたコンディショニングやピーキングができ,試合で選手自身の力が最大限に発揮できた時の喜びを共有できることです.これに尽きるかなと思います.その過程はケガからのリハビリなどたくさんありますが,話すと長くなるので割愛します.これは一般的にリハビリテーションで言えることで,患者さんやスポーツ選手が疾患や受傷した後に理学療法を遂行し,機能改善や競技復帰等できたとき理学療法士すべてに当てはまるやりがいであると思います.

---「理学療法学科に所属する学生の中には,男子サッカー部の学生トレーナーとして活動している学生もいるかと思います.学生トレーナーとして活動している学生は,具体的にはどのような活動をしているのでしょうか?
また,学生時代に学生トレーナーとして活動するメリットはどのようなことがありますか?」
平林先生
学生は,私に付いて救急対応から理学療法評価や治療,自主トレーニングメニューの提示といったところを見学しています.3年生からは評価を行い,問題点の抽出等のトレーニングを行っています.また,4年生からは選手の治療の一部で物理療法を行ったり,ストレッチなどのケア等も行ってたりしています.
学生時代にアスリートの体に触れて評価や治療技術を教員から学べることは非常に有益なことだと思います.これは大学カリキュラムにはありませんが,良い理学療法士になるには,多くの患者さんや選手に触れることだと思いますので,机上の勉学では得られない経験になると思います.また,救急対応の仕方,監督やコーチ陣との連携等は現場に出ないと得られないことがたくさんあると思います.また,就職した際に学生で培った経験はそのまま活きてくると思いますので,本学はプロ選手を輩出する強化指定部がたくさんあり,各部活についている教員がいますので,スポーツ分野の理学療法に興味がある高校生は,是非本学で学生トレーナーになることをお勧めします.

---「最後にスポーツトレーナーを目指す高校生の皆さんにメッセージをお願いします.」
平林先生
成長期の子供たちからトップアスリート,シニア世代,障がい者スポーツと幅広く分野でスポーツトレーナーを必要としています.是非,一人でも多くの選手がケガをせずに高いパフォーマンスを発揮させられる理学療法士を目指してください!
上記でも述べましたが,私立大学では多くのプロ選手を輩出している数少ない理学療法養成校となります.入学した際は,多くのスポーツ分野の教員が手厚く指導できる環境が整っていますので,是非,本学の入学を心からお待ちしています!

平林先生,ありがとうございました.

次回は,「スポーツトレーナーの仕事とやりがい③」として,毎年プロ選手を輩出している本学 強化指定クラブの女子サッカー部のメディカルサポートを担当している阿久澤先生にインタビューを行います.

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理学療法学科の紹介動画はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=XYLV_poOtSg

新潟医療福祉大学 理学療法学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

理学療法学科オリジナルサイト

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スポーツトレーナーの仕事とやりがい①

https://www.nuhw-pt.jp/2023/01/20230123.html

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