【業績】本学運動生理Labとの研究開発が令和4年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」(中小企業庁)に採択されました‼(2022.09.23)

 株式会社アステム(神奈川県川崎市)が主たる研究等実施機関となり,本学と神戸市立医療センター中央市民病院が従たる研究等実施機関として申請していました事業が,中小企業庁の令和4年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」に採択されました.
 本事業は,「中小企業者等による精密加工、表面処理、立体造形等のものづくり基盤技術及びサービスの高度化を図ることを目的として,中小企業者等が大学・公設試等と連携して行う,研究開発や試作品開発,その成果の販路開拓に係る取組を支援するために行うもの1)」です.
 安全なリハビリテーションの実施に資する機器開発を行う事業であり,これまでの研究成果に基づく社会実装に向けた研究開発計画です.

研究開発計画名:
効果的な運動機能回復を目的としたリハビリテーション支援機器の研究開発

概要:
循環器病患者のリハビリ時における脳循環を計測するセンサーの研究開発。脳循環の指標として組織酸素飽和度(rSO2)を、循環器の指標として動脈血酸素飽和度(SpO2)を、リハビリスタッフが患者の表情を観察しながらモニターできる様に患者前額部に取り付ける一体型センサーとて研究開発する。特にSpO2は体動により計測値が不安定となるため、測定対象を脳表に求めることとし、最終年度には医療機器として上市する。
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1)中小企業庁ウェブサイト
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2022/220627saitaku.html