【大学院生の活躍】笠原一希さん(理学療法学科18期生,修士課程2年,バイオメカニクスLab所属,運動機能医科学研究所),村上優太さん(理学療法学科18期生,修士課程2年,バイオメカニクスLab所属,運動機能医科学研究所)吉田麗玖さん(理学療法学科17期生),中村雅俊先生(西九州大学リハビリテーション学部リハビリテーション学科理学療法学専攻)が行った研究論文が,国際誌『Journal of Sports Science and Medicine』に採択されました!!(2023.10.13)

近年,スポーツ領域やリハビリテーション現場において,Foam Rolling介入が注目を集めています.これまで我々の研究室では,Foam Rollingにおいて関節の動く範囲である関節可動域(ROM)が増加することや筋の硬さを示す指標である筋硬度が低下することがわかりました(Nakamura et al. JSSM 2022, Kasahara et al. JSSM 2022).しかし,これまでの先行研究において,効率的なFoam Rolling介入方法は不明でした.そこで本研究は,何も介入を行わないコントロール条件,対象筋に転がすように使用するFR_rolling条件,転がさずに対象筋を圧迫するFR_SC条件,圧迫した状態で関節運動を行うFR_DM条件の4つの介入条件を設定し,急性効果を検討しました.結果として,Foam Rollingの介入方法の違いは急性効果に影響を及ぼさないことがわかりました.また,FR_DMはFR_rollingと比較してROMに与える効果が大きいことがわかりました.さらに,FR_rollingは他の条件と比較して筋硬度の減少に有効であることがわかりました.本研究結果から,Foam Rollerの介入方法において,必ずしも対象筋を転がす必要はないことが示唆されました.

笠原さんからのコメント:
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 本研究結果から,Foam Rollerの使用方法に関して,必ずしも対象筋を転がす必要はないことが明らかとなりました.この研究結果から,Foam Rollerを使用されているアスリート選手や,臨床現場での治療介入のヒントとして応用していただけたらと思います.本研究に関して,ストレッチの研究において世界的権威である中村雅俊先生をはじめ,オーストリアのAndreas Konrad先生,イタリアのEwan Thomas先生にもご指導をいただきました.とても興味深い内容となっているので,ぜひ目を通してみてください.

本研究のポイント:
1.介入方法の違いによる急性効果の検討
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論文情報:
Acute effects of different foam roller intervention techniques on knee extensors
Kasahara K, Konrad A, Yoshida R, Murakami Y, Thomas E, Nakamura M.
J Sport Sci Med.

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