【在学生の活躍】笠原一希さん(理学療法学科18期生,修士課程1年,バイオメカニクスLab所属,運動機能医科学研究所),吉田麗玖さん(理学療法学科17期生,修士課程2年,バイオメカニクスLab,運動機能医科学研究所),村上優太さん(理学療法学科18期生,修士課程1年,バイオメカニクスLab所属,運動機能医科学研究所)が行った研究論文が,国際誌『Journal of Sports Science and Medicine』に掲載されました!!

笠原一希さん(理学療法学科18期生,修士課程1年,バイオメカニクスLab所属,運動機能医科学研究所),吉田麗玖さん(理学療法学科17期生,修士課程2年,バイオメカニクスLab,運動機能医科学研究所),村上優太さん(理学療法学科18期生,修士課程1年,バイオメカニクスLab所属,運動機能医科学研究所)が行った研究論文が,国際誌『Journal of Sports Science and Medicine』に掲載されました!!
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研究の概要:
Foam Rolling(FR)介入は,関節の動く範囲である関節可動域(ROM)の増加に有効であり,スポーツ現場やリハビリテーション現場において注目されています.さらに,Foam Rollingに振動機能が搭載されたVibration Foam Rolling(VFR)介入も注目されています.これまでの研究では,FR介入と比較してVFR介入がROM増加に有効であることが考えられていました.しかし,これまでの研究では,介入前後での比較が多く,FR介入とVFR介入が柔軟性に与える影響を経時的に比較・検討した報告はなく,ROM増加はいつまで続くのかは不明でした.そこで,我々は,膝関節伸展筋群を対象に,FR介入,VFR介入を行い,柔軟性に与える影響を介入30分後まで追って,その効果を比較,検討しました.その結果,FR介入,VFR介入のどちらの群でも介入30分後までROMが増加することが明らかとなりました.しかし,本研究では30分以降の測定は行っていないため,FR介入およびVFR介入によるROM増加効果がどのくらいの時間で消失するかは不明です.そのため,今後はさらに測定時間を延長し,介入効果の検討をする必要があると考えます.

笠原さんからのコメント:
 本研究結果から,FR介入,VFR介入によって生じるROM増加は少なくとも30分間は持続することが明らかとなりました.そのため,運動前のウォームアップとしてFR介入やVFR介入を行うことで,介入後30分間は柔軟性を高めた状態での運動が可能になると考えます.この結果は,スポーツ現場だけでなく,リハビリテーション現場などでも応用が可能であると考えています. FR介入は未解明なことが多いので,たくさんの研究報告を通して多くのアスリート選手や医療従事者の方々に発信したいと思います.
本研究に関して,ストレッチの研究において世界的権威である中村雅俊先生をはじめ,オーストリアのAndreas Konrad先生,イタリアのThomas先生,アメリカのYe先生にもご指導をいただきました.とても興味深い内容となっているので,ぜひ目を通してみてください.

本研究のポイント:
1.Foam Rolling介入とVibration Foam Rolling介入で比較した点
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2.介入30分後までROM増加を認めた点
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論文情報:
Comparison of the Prolonged Effects of Foam Rolling and Vibration Foam Rolling Interventions on Passive Properties of Knee Extensors
Kasahara K, Konrad A, Yoshida R, Murakami Y, Koizumi R, Sato S, Ye X, Thomas E Nakamura M.
J Sport Sci Med.

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