【授業風景】増加する内部障害に対する理学療法を実践的に身につける:内部障害理学療法学の授業の様子(2022.07.29)

2022年4月から7月にかけて内部障害理学療法学の授業が行われました.内部障害とは,心臓機能障害,呼吸器機能障害,腎臓機能障害,膀胱・直腸機能障害,小腸機能障害,ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害,肝臓機能障害の7つの障害と定義されています.本学では,これらの障害の他にも代謝・栄養障害,熱傷の患者様における理学療法と一次救命処置について,3年前期に学んでいます.

このような内部障害を呈している患者様は年々増加しているため,理学療法の需要も高まっている一方で,この領域に関わる理学療法士はまだまだ少なく,人材が不足しています.また内部障害の患者様は,外見からは障害が見えづらい場合も多いため,ちょっとした身体反応の変化を見逃さないことがとても重要です.そのため,病態や理学療法に関する座学を行うだけでなく,臨床現場で即実践できる理学療法士を養成するために,実技を中心とした演習にも力を入れています.

本学では,幅広い分野で活躍できる理学療法士を輩出するために,専門教員による実践的な授業を行っています.
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心音の聴診練習

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血圧測定の練習

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シミュレーターを使用した呼吸音の聴診練習

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バランス検査測定の練習