〇 新年の御挨拶(2019年1月1日)

新年あけましておめでとうございます.

「リハビリテーション科学とスポーツ科学の融合による先端的研究拠点-Sports & Health for All in Niigata-」というテーマで「文部科学省・私立大学研究ブランディング事業」に採択され,丸一年が経過しました.本事業は,「研究推進」と「戦略的広報」の二本柱で推進しており,研究面では研究を推進するとともに,その成果を国際誌に公表することと(国際誌での論文採択数の増加),研究を更に推進させるための研究費を獲得すること(科研費採択件数の増加)を目標に掲げています.

表1は平成29年10月に公表された文部科学省科研費の「リハビリテーション科学・福祉工学」における機関別採択件数(上位10機関)を示しています.リハビリテーション領域において新潟医療福祉大学は全国6位(私立大学では1位)であり,平成30年は3位以内に入ることを目標に掲げていました.しかし,審査区分が変更され,リハビリテーション科学はスポーツ科学,体育,健康科学の区分に入ることになりました.それに伴いトップ10機関も大きく変化しました.表2が平成30年10月に公表された機関別採択件数(上位10機関)になります.スポーツ領域とリハビリテーション領域のどちらにも強い東京大学(東大はあらゆる領域で強い)や,スポーツ領域で巨大な力を有している筑波大学,順天堂大学,早稲田大学に次いで,新潟医療福祉大学は全国5位に位置することができました(理学療法士養成課程を有している大学では1位).

このような順位は大学研究力の極々一部の指標にしかなりませんが,歴史の浅い地方私立大学としては結構善戦している結果ではないかと思っています.しかし,この状況に満足することなく,教員一同が常に順位を上げることを意識し,大学ブランド化に繋げていきたいと思っています.

本年もご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます.

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2019年1月1日

理学療法学科学科長

大西秀明